モルドバワインとは?モルドバ共和国は東欧で最注目のワイン産地

モルドバワインとは?モルドバ共和国は東欧で最注目のワイン産地

モルドバワインの歴史

モルドバは、ルーマニアとウクライナの中間、黒海の西に位置し、農業が主産業ながら、およそ5,000年もの歴史を誇るモルドバワインも有名です。

そして国際博覧会で高評価を得るなど着実にモルドバワインは拡大していき、ヨーロッパ各国の王室で愛飲されるようになりました。
しかしながら、19世紀後半にフィロキセラの影響で大打撃を受け復興したものの、20世紀後半にはゴルバチョフ書記長の改革により「アルコール禁止令」が発令され、ワイン産業は壊滅的な被害を受けました。
1991年に旧ソ連から独立した後は、ワイン産業の回復に向けて再スタートし、現在は、ワイナリーの数は約150となり、若い世代の生産者も増え、生産量の90%を海外に輸出するまでに成長しました。ヨーロッパ、アメリカ、カナダ、アジアへも輸出が増加しており、現在、目覚ましい発展を遂げているモルドバワインに世界の注目が集まっています。

モルドバワインのブドウ品種

モルドバワインには固有品種が多いように感じられますが、栽培されているブドウの品種の約70%はヨーロッパ品種で、白ブドウが7割に対し、黒ブドウが3割の割合で栽培されています。モルドバの固有品種は、葡萄の特徴を女性に例えて付けられた名前が多く、ここで、モルドバの固有品種をいくつかご紹介しましょう。

フェテアスカ・アルバ

「白い乙女」と訳される。古代から存在するといわれるブドウ品種。果実や白い花の香りが豊かなアロマティック系品種で味わいは軽やかです。

フェテアスカ・レガーラ

「高貴な乙女」と訳される、アカシアの花や果実の華やかな香りが特徴のアロマティック系品種。酸味豊かなフレッシュな味わいで、フェテアスカ・アルバに比べ、ボディはややしっかりとしています。

ヴィオリカ

1969年に誕生したモルドバ原産の白ブドウで、歴史的には新しい品種。
フルーティな香りで、柔らかい果実味と爽やかな酸味が特徴です。

フェテアスカ・ネアグラ

「黒い乙女」と訳される、輝きのある深いガーネット色で、芳醇な果実味と豊富なタンニンが特徴の品種。樽との相性もよく熟成タイプに適しています。

ララ・ネアグラ

「黒い貴婦人」と訳される、モルドバの固有品種の中で最も歴史が古いといわれている品種。エレガントな赤系果実の香りが特徴で酸味が強く、果実味豊かな香り、華やかなワインに仕上げられます。

モルドバワインの特徴

モルドバは、2018年時点のワインの生産量は2億リットル、世界ランキングでは19位と小国ながら、ワイン生産量は年々着実に増えており、確立したワイン産業を持っています。また、ワインは商業生産だけでなく、各家庭が自家製でワインを製造している家も多く、来客時には、自家製のワインが振舞われるのもモルドバならではのワイン文化です。
そんなモルドバのワインの味わいの特徴は、他のオールドワールドワインに比べ、くせがなく、シンプルなモルドバの食文化に合うやさしい味わいが多く、タンニンが柔らかくフルーティーな軽やかな口当たりの赤ワインが多いです。
また、白ワインも酸が穏やかで優しい味わいが特徴です。

最後に

本ショップで販売しているモルドバワインは、いずれもプロのソムリエがモルドバ各地から高品質で厳選したものだけを紹介しています。まだモルドバワインを飲んだことのない方はぜひ一度お試しください。

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